梅雨の洗濯機、なんか臭う… 家庭でできる予防策、対処法

梅雨の時期、お家で洗濯をすると洋服などが乾きにくかったり臭ったりしますよね。
しかしそれ以上に気をつけなければいけないことは、「洗濯機のお手入れ」です。

もう洗濯物をにおわせない!

洗濯機でいやな臭いを出ないようにする方法

洗濯機は、湿気や汚れが溜まりやすく、カビが発生しやすい場所です。カビ臭い洗濯機で洗濯すると、衣類にカビが生えるだけでなく衣類へのダメージや健康被害にも繋がる恐れがあります。そこで、洗濯機でカビ臭くならないようにする方法をいくつかご紹介します。

洗濯槽の掃除を定期的に行う

洗濯槽は、洗濯物の汚れや皮脂などが溜まりやすく、カビが発生しやすい場所です。洗濯槽の掃除は、月に1回程度行うのが理想です。市販の洗濯槽用の洗剤を使って、洗濯槽の裏側までしっかり洗いましょう。

洗濯後はすぐにフタを開けておく

洗濯が終わったら、すぐにフタを開けて洗濯槽を乾燥させましょう。洗濯槽が湿ったままだと、カビが発生しやすくなります。

洗濯槽の乾燥コースを使う

洗濯機によっては、洗濯槽の乾燥コースがついています。洗濯槽の乾燥コースを使うと、洗濯槽を効率的に乾燥させることができます。

洗濯物の量を適切にする

洗濯物の量が多すぎると、洗濯槽が十分に乾燥せず、カビが発生しやすくなります。
洗濯槽の容量の8割程度を目安に洗濯物を入れましょう。洗濯物の種類や厚みによって量を調整する必要があります。
洗濯物の量が多いと、以下のような問題が発生する可能性があります。

  • 洗濯物の汚れが落ちにくい
  • 洗濯槽のカビや雑菌が繁殖しやすい
  • 洗濯機の脱水機能がうまく働かない
  • 洗濯機の故障

洗濯槽用の洗剤を使う

洗濯槽用の洗剤は、洗濯槽の汚れやカビを効果的に落とすことができます。洗濯槽の掃除には、洗濯槽用の洗剤を使うようにしましょう。

塩素系漂白剤を使う

塩素系漂白剤は、カビを殺菌する効果があります。洗濯槽の掃除に、塩素系漂白剤を使うのも良いでしょう。ただし、塩素系漂白剤は衣類を傷める可能性があるので、使用には注意が必要です。

洗濯機のフィルター掃除

洗濯機のフィルターは、洗濯物の糸くずなどをキャッチする役割があります。フィルターが詰まっていると、洗濯槽の排水が悪くなり、カビが発生しやすくなります。フィルターは、洗濯機を使うたびに掃除しましょう。

洗濯機の設置場所

洗濯機は、直射日光が当たらない、風通しの良い場所に設置しましょう。直射日光が当たると、洗濯槽が乾燥しにくくなり、カビが発生しやすくなります。

洗濯機の使用後は水分を拭き取る

洗濯機の使用後は、洗濯槽や洗濯機の周りを拭き取って水分を拭き取りましょう。水分が残っていると、カビが発生しやすくなります。
これらの方法を参考に、洗濯機を清潔に保ちましょう。洗濯機が清潔であれば、カビ臭い洗濯物を防ぐことができます。

洗濯機のメンテナンス方法

【初級編】

洗剤投入ケース、糸くずフィルターなどは取り外し歯ブラシを使い細かな部分ネット部分をきれいにしていきましょう。
また、洗濯槽だけでなく操作パネル、蓋の外面内側や機種によっては内側の縁にある柔軟剤/漂白剤の投入口も固くしぼった布などでホコリ/洗剤の付着をしっかりと取っておきましょう。

【中級~上級編】

ここからは一般のお宅ではなかなかやらない、やるには困難な作業になります。
洗濯機の左右または後ろ部分のネジを外し上部をバラします。
次にドラムの縁蓋を外しふたのお掃除。ドラムのそこにあるパルセーター(ハネ)を外すと更に底の方にネジが4つ程あると思います。外し終えたらドラムを取り外しブラシ、または高圧洗浄機でこびりついた洗剤汚れやカビをピカピカに落としすべてを戻します。
ここまですればあなたもプロの洗濯機掃除マイスターと言えるでしょう!

もうワンポイント/まとめ

梅雨時期の洗濯機の使い方やお手入れの方法は上記のとおりですが、それに加えて洗濯物を室内干しする場合の早く乾かす、生乾き臭を防止する方法も教えちゃいます。

①お部屋の換気をし湿度を下げる

お部屋を締め切った状態ですと空気の流れがなくなり洗濯物から蒸発した水分で余計に湿度が高くなります。
お部屋のドアや窓を空け空気の流れを確保しましょう。

②洗濯物の間隔をあける

洗濯物を干すスペースにもよりますが、可能であれば洗濯物同士の間隔をあけ風の通りが良くなるように干しましょう。
目安は約10cm~15cmほどがベストです。

③除湿機能のある家電品を利用する。

エアコンの除湿機能、除湿機などを用いてお部屋の空気に含まれる水分を取り除きましょう!
また、部屋干しで乾ききらなかった洗濯物はアイロンを使うことで乾燥、ニオイの原因となる菌を熱で殺菌する効果もあるので試してみるのもいいと思います。

これから突入する梅雨は事前に対策をし乗り切りましょう!